THE CHASER HIGH PERFORMANCE レビュー【GENTEMSTICK】

目次

スペック・特性

特長

GENTEMSTICKの中で最大クラスに太い『THE CHASER』の特徴を活かしたまま、より扱いやすく、かつ、よりアグレッシブな滑りを可能にしたのが『THE CHASER HIGH PERFORMANCE』です。 試乗会においても待ちが発生することが多く、非常に人気のある板です。

形状

構造   :ACCEL CANBER
全長   :1551mm
フレックス:柔らかめ
トーション:柔らかめ
テール形状:ピンテール

『THE CHASER』と比較すると全体的に2cmほど細く、しなやかな仕上がりになっています。

なお、21-22より製造方法が見直されており、鮮やかな発色が可能になったことでグラフィックが一新されているほか、ロッカー形状が変更されているようです。

ゲレンデ地形・コンディション

非常に素直なカービング特性を持ち、春のシャバ雪からパウダーまで対応するオールラウンドな板です。 ノーズが受ける雪面からの抵抗をなくす事が意識されており、平面的な滑走斜面はもちろん、十分な浮力があるため、深雪や新雪でもボード先端が雪の中に潜り込みません。取り回しもよく、荒れたバーンにも難なく対応する万能性を持っています。

滑りのスタイル

  • これからカービングを始めたい方
  • 様々なコンディション、雪山に対応できる一本をお探しの方
  • 気軽にキレキレなカービングを実現させたい方

板インプレッション

ノーズの太さに対してテールが細く、テーパーがかかっており、とても美しい造形をしていますが、 この極太ノーズから異次元の滑りを生み出します

乗り味は『THE CHASER』とは大きく異なります。『THE CHASER』はより硬く、大柄の人向きの板で、浮力があるためパウダーにより適した板と言えるでしょう。またターン弧も大きく、大きくキレのあるカービングができることが特長です。
一方この『THE CHASER HIGH PERFORMANCE』は柔らかく、ノーズのシェイプもスッキリしていることにより、大きいターン弧を描くことはもちろんのこと、ギュンギュンに小さくキレのあるカービングができることが特徴で、誰しもに扱いやすく、スキー場やコンディションを選ばない板であると言えるしでしょう。ピステンの効いたバーンで板を倒しつつ上半身と目線を進行方向のその先に向けた際に、板がねじれ雪面と一体化しているような感触は、言葉では言い表せない様な疾走感・快感を味わうことができます。
 一方で、高速域では板がバタつき、雪面の凹凸を感じやすいため、ハイスピード域の滑走では不安を感じることがあるかもしれません。

110,000円(税抜)という(GENTEMSTICKの中では…)お求めやすい価格も魅力の一つ。 「カービングを始めたいけど、フィッシュテイルの見た目が苦手、、、」という方にもオススメしたい逸品です。

まとめ

キレ、トーション、取り回し、使い勝手の良さ

高速時の安定性

よかったらシェアしてね!

みんなのインプレッション大募集!(乗り味やアングルなどのコメントをお待ちしています)

コメントする

目次
閉じる