ゲレンデに一本だけ持っていくとしたらコレ!! STINGRAY レビュー 【GENTEMSTICK】

「一度乗ったら忘れられない」という抜群の安定性で人気をほこり、
雪山に一本だけ持っていくならこの板といわれるほどの万能性をそなえた板。
今日はそんなSTINGRAYについて紹介します。

目次

スペック・特性

特長

2003年発表当時としては大きなテーパー、ロッカー、浮力のバランスと言った概念をフリースタイル世代に向けてシェイプした”MANTARAY”。
登場から10年以上が過ぎたが、デザイン当初から、第2世代 MANTARAY「BIG MOUNTAIN MANTARAY」のコンセプトが存在していた。
テーパーを削ぎ落としサイドカーブを大きくとる事によってスティープな斜面やより大きなターンが可能だ。
私たちはこのコンセプトを形にする為にベースシェイプ終了から様々なチューニングを5年の歳月をかけ繰り返し完成させた。
大きい山で安全に滑走することを目的としたフリースタイルフリーライディングボードとはオールラウンドにも楽しめると言う事でもある。

https://www.gentemstick.com/productsDetail/id_355/

形状

 構造   :SHORT CAMBER
 全長   :1550mm
 フレックス:硬め
 トーション:硬め
 テール形状:ハーフムーンテール

ゲレンデ地形・コンディション

ビッグマウンテンからローカルゲレンデ、ピステンがバッチリ決まっているバーンから荒れたバーンと、コンディションを気にすることなく安心して滑ることができます。
緩斜面よりも急斜面でより板の安定性・安心感を実感することができるでしょう。
また、深雪やパウダーでも十分な浮力と推進力を発揮します。
CHOPSTICKシリーズがラインナップされていることが、STINGRAY自身のパウダーでのライディングの快適さを裏付けているでしょう。

滑りのスタイル

  • 高速域で安定したキレのあるターンをしたい人
  • TTライクなソリッドなターンをしたいけど、フリースタイルも楽しみたい人
  • コンディションを気にせずカービングを楽しみたい人

板インプレッション

STINGRAYのすばらしさは、片足にビンディングをはめてスケーティングをした瞬間に感じ取ることができます。
一言でいうと板がずれない
この「板がずれない」という感覚は斜面でカービングをした際に、より一層実感をすることができるはずです。

STINGRAYはMANTARAYと同様のSHORT CAMBERという構造を採用しています。
MANTARAYと比較するとややスリムな形状をしており、サイドカーブの数値がMANTARAYの7150mmに対し、STINGRAYが8600mmと1450mmも大きくなっていることにより、MANTARAYと比較すると曲がりにくいと感じる人もいるのではないでしょうか。
それはこの板が「急斜面で大きなターンをする」というコンセプトの下で作られた板であるためです。
そのコンセプトのとおり、急な斜面であっても、少々のあれたバーンであっても、雪を切り裂きながらエッヂを刻みつつ推進していくという力強さを持ち合わせています。
MANTARAYの場合、高速域で前足をしっかりと踏み込まないとノーズがバタつくことがありますが、STINGRAYは高速域でも気にすることなくガンガン攻めるができます。

板のレスポンスとしては、MANTARAYと比較すると良くはないといってよいでしょう。
上記のとおりサイドカーブを大きくし、フレックスを硬くしたことで、エッヂが雪面に食いつきやすく、より大きなターン孤をすることができる構造となっているためです。
そのため、ショートターンをするためには乗り手が板をねじって動かしていく必要があります。
これが車に例えると「STINGRAYはマニュアル車」「MANTARAYはオートマチック車」といわれるゆえんであり、STINGRAYの方がやや上級者向けといえるでしょう。

ターン孤についてはたてに100°くらいのターン孤でロングターンを刻みながら落とすこともできますし、よこに引っ張りながら切れ上がるターンをすることもできます。
テールの長さがMANTARAYよりも長いことで、ターンの後半までテール側のエッヂを残して使うことができ、「気持ちいい!!」と感じられるターンを幾度となく提供してくれます。

生産工場は他のINDEPENDENTシリーズと同様に、スキー・スノーボード問わず板の品質に定評のある、長野県のOGASAKA工場生産です。

ということで、今回はSTINGRAYについて紹介をさせていただきました。高速域・スティープな斜面でダイナミックなターンをすることが大好きな方!ぜひゲレンデやパウダーの中にSTINGRAYとともにあなた自身のラインを刻み込んでください!

まとめ

  1. STINGRAYはコンディションを選ばずオールラウンドに乗れる板である。
  2. 広い斜面、急斜面で大胆なカービングを刻むことができる。
  3. パウダーでも十分な推進力・浮力を発揮することできる。
  • Model:STINGRAY
  • Length:1550 mm
  • Running Length:950 mm
  • EF.edge:1180 mm
  • Nose Width:306 mm
  • Waist Width:257 mm
  • Tail Width:282 mm
  • Sidecut R.:8600 mm
  • Setback:-35 mm
  • Tapered:12 mm
  • Sidecut Dep.:24.5 mm
  • Cam.:1 mm
  • Rec. Stance:520 mm
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みんなのインプレッション大募集!(乗り味やアングルなどのコメントをお待ちしています)

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