
スノーボーダーAlex Yoder氏のシグネイチャーモデルとして17/18シーズンからラインナップに加わった「XY」。
今回はAlex Yoder氏の仕様に仕上がった「XY」についてご紹介します。
スペック・特性
特長

GENTEMSTICKといえばパウダーやカービングに特化した板を想像する人が多いと思いますが、この板はカービングだけでなくフリースタイルな動きをするAlex Yoder氏が理想とする滑りを実現する仕様になっています(公式曰く、Alex Yoder氏は『男性的な力強さと女性的な優雅さの融合』をこの板に求めたとのこと)。
ノーズの太さは32cm、ウェストは27cmとしっかりとした太さがあり、MANTARAYやSTINGRAYを一回り大きくした印象です。

形状
構造 :ACCEL CAMBER 全長 :1573mm フレックス:硬め トーション:硬め テール形状:ラウンドテール
ゲレンデ地形・コンディション
硬く、太いため、安定感があり、荒れたバーンや硬い雪では随一の安心感を誇ります。
また、大きく優雅なターン弧を描けることからビッグゲレンデが適しているのではないでしょうか。
滑りのスタイル
- カービングを楽しみながらフリースタイルも楽しみたい方
- 安心感を持ってパワフルにビッグターンしたい方
- Alex Yoder氏に憧れている方
板インプレッション
ノーズからテールまでしっかりとした太さがあり、推奨スタンスが56cmと他の板と比べると一回り広くなっていることから、体格の大きい人向けの印象を受けます(実際にゲレンデで乗っている人を見かけても大柄な人が多いです)。
しかしながら、その見た目とは裏腹に意外としなやかさがあり、扱いやすい板に仕上がっていると感じました。
体格が大きくない方にも試乗会で試していただきたいです。
滑りに関しては、圧雪バーンから深雪までパワフルかつ優雅に滑るAlex Yoder氏のライディングを見るだけでこの板の応用力の高さを見て取れるかと思います。
カービングだけでなくジャンプなどの地形を使った遊びも楽しめる安定感の高い板です。
『カービングもしたいけど、フリースタイルもしたい』という方の要望に答える欲張りな板になっています。
乗り味としては、ノーズ側がやわらかいためターン前半のきっかけがつくりやすく、エッヂをしっかりと雪面にグリップできる仕様となっています。
一方、テール側は硬いためターン後半の雪面からの反発を感じやすく、これが『思っていたよりも扱いやすい』と感じる人が多い要因でしょう。
これらの板の特性により、前足をしっかりと踏み込むことで、多少荒れたバーンであっても力強くガンガン進んでいくことができます。
また、板の太さが裏付けているとおり、パウダーのコンディション下でも申し分のない浮力と抜群の取り回し性能を発揮してくれます。
『XY』の特長はカラーリングにもあります。INDEPENDENTシリーズはプレーンの配色がほとんどですが、『XY』にはイラストが施されています。
どのような見た目に仕上がっているかを毎シーズン楽しみにしています。
シーズンによって印象が大きく変わる傾向があるので、気に入ったイラストが出れば躊躇わずに購入してはいかがでしょうか。(個人的には17/18モデルが好きです)
まとめ
- Model:XY Alex Yoder Pro Model
- Length:1573 mm
- Running Length:1080 mm
- EF.edge:1184 mm
- Nose Width:320 mm
- Waist Width:270 mm
- Tail Width:297 mm
- Sidecut R.:8500 mm
- Setback:-18 mm
- Tapered:11.5 mm
- Sidecut Dep.:25.25 mm
- Cam.:4 mm
- Stance Width:500-600 mm
- Rec. Stance:560 mm

コメントをお待ちしています!(ページ最下部)
みなさんのインプレッションやアングルなどの情報を頂けますと幸いです!
みんなのインプレッション大募集!(乗り味やアングルなどのコメントをお待ちしています)