
GENTEMSTICKの至極の一本『MANTARAY』。
『GIANT MANTARAY』や女性向きの『BABY MANTARAY』など派生が多いことからも完成度の高さが伺えます。今回はその『MANTARAY』の魅力に迫ります。
スペック・特性
特長
『STINGRAY』と形状は似ていますが、滑り味は異なります。スペックの上で注目すべき数値は「Sidecut R.」(サイドカーブ半径)です。
『STINGRAY』の8600mmに対し、『MANTARAY』は一回り小さい7150mm。つまり『MANTARAY』の方がターン弧がより小さく、ショート〜ミドルターンを楽しめる板になっています。(この7150mmという数値はGENTEMSTICKのラインナップ中でかなり小さい部類です。)
短めの長さでとても扱いやすいため、ショートターンをキメたい方やGENTEMSTICKの最初の一本としてもオススメしたい一本です。

形状
構造 :SHORT CAMBER 全長 :1540mm フレックス:硬め トーション:硬め テール形状:ハーフムーンテール
ゲレンデ地形・コンディション
取り回しが良いため、オールラウンドに対応できる板で、北海道から本州までゲレンデを選ばずに楽しめます。特に気持ちが良いシーンはピステンがバッチリ決まった緩斜面。『MANTARAY』特有の小さめのターン弧を刻む緩斜面でのクルージングは最高です。
また、『STINGRAY』と比較すると『MANTARAY』の方が一回り大きく、パウダーでの浮力をより期待できる板になっています。テールが短いためパウダーでの抜けもかなり良く、自由自在に板を操作することができます。
滑りのスタイル
- ショート〜ミドルターンを楽しみたい方
- GENTEMSTICKのはじめの一本を探している方
- 扱いやすい板をお探しの方
板インプレッション
GENTEMSTICK公式サイトの紹介文にある通り、この板はGENTEMSTICKの傑作で、T.Tモデルのような存在感を放っています。
この板は2003年の生まれから一度も変更なく発売し続けて来たマスターピース。タイトなツリーラン、ゲレンデ脇のピステンバンク、どんな小さなセクション も見逃さないマンタレイ。一度乗ったら病み付きになること間違いない!
GENTEMSTICK公式サイト
取り回しの良さから様々なゲレンデや滑り、コンディションに対応し、容易にカービングを楽しめる板に仕上がっています。
「今までフリースタイルを楽しんできたけど、カービングもやってみたい!」という方や、「初めてパウダーボードに挑戦したい!」という方には特にお勧めしたいです。
一般的にサイドカーブが大きいと高速域での安定性が増します。前述の通り、『MANTARAY』のサイドカーブは小さいため、高速域を得意とした板ではありません。ビッグゲレンデを大きなターンで滑走したい方には向いていません。
基本性能が非常に高く、パウダーでの浮力・ピステンでのキレ共に申し分の無い万能ボード『MANTARAY』ですが、GENTEMSTICKには尖った特徴を持つ板がたくさんあります。
ぜひ、色んな板と比較し、板の特徴を把握した上で、ご自身の滑りに合った一本を選択してください。
みんなのインプレッション大募集!(乗り味やアングルなどのコメントをお待ちしています)